ジェレミー・シーゲル教授が、米雇用統計と「大きな美しい法案」についてコメントしている。
《永遠のブル》に変化は見られない。
「ヘッドラインの数字ほどには強くはないが、間違いなく弱い結果ではなかった。」
シーゲル教授がウィズダムツリーのポッドキャストで、3日発表の米雇用統計についてコメントした。
一部に悪化が心配されていたが、さほど悪くなかったとの評価だ。
教授は、債券・株式市場ともに米経済が堅調であると受け取ったと解説した。
失業率は市場予想の4.3%を下回り4.1%に低下した。
これは7月(FOMC)でFRBが(利下げに)動かない決め手になるだろう。
シーゲル教授は3日に下院でも可決された「大きな美しい法案」についてもコメントしている。
「基本的によい税制法案だ。
株式にとってよい。
資本投資の条項では、即時償却が恒久化された。
多くの国で採用されており、複雑な償却より望ましい。
これは資本志向の法案であり、よい法案だ。」
結果、シーゲル教授は株式市場の上昇トレンドが継続すると予想している。
また、9日に迫るトランプ関税の交渉期限については、重要な相手国はテーブルに着いているとし、テーブルに着いている限り延長されるとの見通しを述べた。