オークツリー・キャピタルのハワード・マークス氏が、一般の投資家へのアドバイスの中で、ある割り切りを提案している。
私はあなたがしなければならないことを教えることはできる:
平静さを保たなければいけない。
マークス氏がWe Study Billionairesで、不確実性が高まった投資環境にどう対処すべきかを尋ねられて答えた。
同氏によれば「正気」を保ちたいならは、例えば、ポートフォリオをディフェンシブにする選択もありうるという。
マークス氏は「しなければならないこと」を教えた後で、それより難しいことがあると続けた。
「どのようにしてそうした判断を下すか、どのようにして平静を保つかは少し難しい。」
つまり、感情に流されないことが「最重要」であると考えるものの、それを実現するのは難しいということだ。
マークス氏は自身が考える「投資」の本質について語る:
投資とはまぐれ当たりではない。
パチンコやルーレットとは異なる。
経済が成長し企業が収益性を改善するにつれ、長い時間とともに奏効するするものだ。
投資とは、長期的な経済・企業の成長の果実の恩恵を受けようとする営みであるとの定義だ。
したがって、その恩恵を受けうるところに居続ける必要があるという。
「投資をしろ。
早いうちに投資しろ。
たくさん投資しろ。
そして、いじるな。
感情の制御が重要だ。」
先述のとおり、並みの投資家にとって感情の制御は難しい。
だからこそ、マークス氏は一般の投資家に割り切りを求めている。
感情の制御という難しいことを試みるより、いっそのことポートフォリオを「いじるな」と戒めた方が実現が容易・確実になるのだ。
この観点から、マークス氏はありふれたアドバイスをあえて繰り返している。
一番重要なのは、長期投資家であることだ。
