ジェレミー・シーゲル教授が、FOMCを目前に控え、今回と年内の利下げ幅について予想を述べている。
現時点での私の予想は25 bp(の利下げ)だ。
FOMC内で意見が分かれても驚かない。
ある人は利下げすべきでないとするかもしれないし、他の人は50 bpを主張するかもしれない。
シーゲル教授がウィズダムツリーのポッドキャストで、来週16-17日のFOMCを予想した。
教授は、16日発表予定の8月の米小売売上高が相当に悪くならない限り、今月の利下げが25 bpに留まるだろうと話した。
シーゲル教授は、ドットプロットから読み取れる年末までの利下げ回数予想に注目したいという。
教授の予想は、メジアン2回(50 bp)を中心に1-3回に分布するというものだ。
雇用統計の弱さ、インフレの落ち着きなどから、市場では50 bpの利下げを予想する声も聴かれるようになった。
しかし、CME Fedwatch Toolによれば、25 bpとなる確率がゆうに9割を超えている。
シーゲル教授は、市場(CME Fedwatchから見て債券市場ではなく株式市場)の声を代弁する。
「市場は50 bpを望んでいる。
多くが50 bpを見込んでいる。
実際には25 bpとなるかもしれないが、市場は25 bpと(FRBの)ハト派転換で満足するだろう。」
モハメド・エラリアン氏は最近、米市場においてリスクオンとリスクオフが同時進行していると述べた。
今回も、株式市場は前のめり気味に期待を募らせているようだ。