一足先に機関投資家を引退した債券王ビル・グロス氏が、先日バークシャー・ハザウェイCEO退任の意向を表明したウォーレン・バフェット氏に祝福の言葉を贈っている。
グロス氏のツイート:
「PIMCOとPacific Lifeでは、私たちが1970年代に困窮するバークシャー・ハザウェイへの最初のローンを行い、ウォーレン・バフェットとチャーリー・マンガーの手助けをした。
バークシャーの保険やキャンディーについては知らなかったが、バフェットの経済や市場についての長期的視点に感銘を受けた。
友よ、おめでとう。
単に業績の数字に対してでなく、社会貢献や長い人生に対して。
あなたと一緒にチェリー・コークを飲んだのが、私の職業人生のハイライトだった。」
(注)
PIMCO: ビル・グロス氏らが創業し、世界最大の債券ファンドに育て上げた。
Pacific Life: PIMCOは当初保険会社Pacific Lifeの一部門として設立された。
バークシャー・ハザウェイ: 元々繊維会社だった同社をバフェット氏が買収、繊維事業は不振により廃業。バフェット氏は人生最大のミスと認め、自らへの教訓のためこの社名を使い続けている。
保険業: バークシャーはGEICOなど保険業に進出、バフェット氏の投資事業のビジネスモデルを確立。
キャンディー: 投資先のシーズ・キャンディ社。
社会貢献: バフェット氏は長年にわたり莫大な金額(主にバークシャー株)を慈善団体に寄付してきた。それでも世界屈指の大富豪だ。残りのバークシャー株も売却せず寄付することを表明している。
チェリー・コーク: バフェット氏は投資先が販売するこの不思議な味の飲み物を好む。主治医からは、飲みすぎると早死にすると言われているが、これは誤診のようだ。