オークツリー・キャピタルのハワード・マークス氏が若者を相手に、自身の成功の秘訣をわかりやすく説明している。
「原則は、バリューに基づく投資でなければいけないということ。
これは、会社を見なさいということ。」
マークス氏がMicroCapClubのインタビューで、投資における成功の秘訣について語った。
ここでの「バリュー」とは会社のファンダメンタルズに基づく価値を指し、投資対象を証券ではなく会社と見ることの重要性を説いている。
仮に投資対象を「紙切れ」と考えてしまうと、投資判断は紙切れの値段が上げるか下げるかだけになり、それは予想不可能だという。
投資対象を会社と捉えその根源的価値を推定してはじめて「理詰め」の投資が可能になるとの意見だ。
もしもバリューに基づく投資家で、何か投資先を見ていて『価値は100ドルだと思うが、80ドルで売買されている』時、何か悪いことがあって80ドルから75、70、・・・50ドルへと下落すれば《落ちるナイフ》になる。
でも『これはすごい。デパートのセールみたいだ。もっと買いたい』となる。
これこそ大金を稼ぐカギであり、《落ちるナイフを掴む》ことだ。
マークス氏はディストレスト投資家らしく、皆が嫌うものに投資しなければいけないと説いている。
皆が嫌っている時、おそらく価格は低くなっているからだ。
逆に言えば「他の人が好むもの、みんなが良いと思っているもの、楽観視しているもの、素晴らしいために新聞の一面に毎日載るもの」はバーゲン価格で買えるはずがないのである。
だから、私はこの仕事を《落ちるナイフを用心深く掴む》ことと言っている。
用心を怠ってはいけないが、恐ろしいからといって尻込みしてもいけない。
マークス氏は、投資で成功したければ、他の人と違うことをし、その不快さに耐える必要があると話した。
