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ケン・フィッシャーが解説する残念な景気後退の先行指標

ケン・フィッシャー氏が、米景気後退の優れた先行指標を2つ挙げて解説している。


「伝説の経済学者ポール・サミュエルソンが1960年代に語った有名な言葉について、最近再評価されている。
『最近5回の景気後退のうち9回は、株式市場により予見されていた。』」

フィッシャー氏が自社ビデオで、景気後退の先行指標についての質問に答えた。
サミュエルソンの言葉は、株式市場を先行指標にすると多くの騙しが入ることを茶化して言ったものだ。

サミュエルソンの「株式市場」はダウ平均だった。
フィッシャー氏がこれをS&P 500に変えて検証したところ「最近5回のうち7回」に少し改善したというが、それでも誤認が多い。
しかし、同氏はもう少し限定することで、S&P 500が優れた先行指標として用いうると指摘している。

みんなが見逃しているのは、S&P 500が史上最高値を更新し上昇している時、3-5か月後まで景気後退が始まることはない、ということ。・・・
この経験則には相当に完璧な実績がある。・・・
もっと完璧を求めるなら、MSCIオール・カントリー・ワールド指数を用いるとよい。
米国以外が全体として景気後退にならないうちは、米国は景気後退にならないからだ。

S&P 500の最高値(日中)は1月28日の7,002.28。
そこからやや下げているが、フィッシャー氏の経験則によれば、少なくとも4月末-6月末ぐらいまでは景気後退がないということになる。

限定された条件の中でS&P 500が米景気後退の優れた先行指標となるのは理解できた。
でも、質問の理由が、株価のピークアウトを予想するために景気後退を予想したいということだったとしたら、この回答はあまり嬉しくないものかもしれない。

なおフィッシャー氏は、2番目に優秀な指標としてイールドカーブのスティープな長短逆転を挙げている。

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