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アスワス・ダモダラン あなたの人生を生きなさい:アスワス・ダモダラン

アスワス・ダモダラン教授はインデックス投資を奨める一方で、アクティブ投資において個人投資家が機関投資家より有利となりうる点を1つ挙げた。
それは投資のホライズンだ。


個人投資家として私の最大の優位性は投資のホライズンだ。・・・
機関投資家は投資のホライズンを自分で決められない。
それは顧客が決める。

個人投資家は自らホライズンを決め、それに合わせた戦略・戦術を取ることができる。
しかし、機関投資家の場合、ファンドのホライズンと顧客の望むホライズンが一致する保証はないし、仮に幸運にも一致したとしてもそれが最良のパフォーマンスを上げるのに適したホライズンであるとは限らない。
顧客は各種スコアを見てファンドを選ぼうとするから、運用者はインデックスから大きく逸脱するのをためらい、ホライズンも短くなりがちだ。

ダモダラン教授は、自身の目的と行動を一致させるという点で、個人投資家は著名投資家をまねるのでなく自身の投資哲学に耳を傾けるべきという。

《バリュエーション学長》とも呼ばれるダモダラン教授は、銘柄選別とバリュエーションの達人だ。
その教授が、今世紀に入っての大きな投資環境の変化について言及している。
40年前は、アクティブ投資における不確実性の80-85%は銘柄固有であり、マクロによるものは15-20%に過ぎなかったという。
だからこそ、昔のバリュー投資家は「経済は心配せず会社を心配しろ」と説いたのだという。

特に2008年以降、明らかによりマクロが牽引する投資環境に移行した。
すべての企業のリスクで、投資家がコントロールできないマクロの力が大きくなった。・・・
21世紀へようこそ。
こういう世界が続くだろう。

この変化に個人投資家はどう対応すべきか尋ねられると、ダモダラン教授は前述のアドバイスを繰り返した。

「賭けを分散させる以外、やれることは多くない。」


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