レオン・クーパーマン氏が、米国株の割高感を指摘し、S&P 500を避けて銘柄選別していると話した。
「大学卒業後就職して最初の仕事はゼロックスの仕事だった。
ゼロックスが米コピー業界を陳腐化し、そのゼロックスも同業界への低コストの日本企業の参入で排除されてしまった。」
ゴールドマン・サックス生え抜きから資産運用部門CEOを務めたクーパーマン氏がFOX Businessで、イノベーションの引き起こす破壊(ディスラプション)を語った。
同氏は、AIが「皆にとってネガティブ」ではないかと疑うようになったという。
AIの悪影響を受けない銘柄を物色しているとし、最近投資した先としてリシアモーターズ、キャピタルワン、ワンメイン(いずれもNYSE上場)を挙げた。
極めて割高に見えるS&P 500の銘柄群を避けた銘柄選別の結果だ。
「市場はあまりにも高い株価がついている。
イランの状況が起こる前、市場バリュエーションは98%の分位に入っていた。」
クーパーマン氏はイラン紛争、AIによるディスラプションという不確実性の中で、米市場の割高を確信している。
市場の神経質な動きもそれを指し示しているという。
同氏は、これまでも景気後退がバブルを終わらせてきたと話す。
「米国は景気後退に向かっており、今年終わりか来年になりそうだ。
今年でないなら、市場は持ちこたえ、レンジ相場になろう。
レンジ相場から下げに移行すると予想している。」
クーパー氏は、ウォーレン・バフェット氏の言葉
「将来予想はそれを予想する者について多くを教えてくれるかもしれないが、将来については何も教えてくれない」
を引き、強気の市場が今後考えを変えることになると話した。
