ジョセフ・スティグリッツ教授が、妥協のない正論を重ね、トランプ政権の外交・軍事行動を批判している。
「・・・欧州、中国、その他世界の国々は、希望だけに頼ることはできない。
世界が米国を必要としないとの認識で緊急対応策を考えないといけない。」
スティグリッツ教授がProject Syndicateで、辛辣なトランプ政権批判を展開している。
タイトルは「米国の新たな帝国主義の時代」。
ベネズエラ、デンマーク、カナダに対する行動・発言を「国際法違反、長年培ったノルムの軽視、他国への脅威」などと批判。
諸外国は大統領の任期を待つことなく行動すべきと促している。
スティグリッツ教授は、米国なしでも世界が機能しうると理由を列挙している:
- 技術: 基礎技術はすでに世界に広まっている。
- 学術: すでにトランプが米国のレベルを落としている。
- 通商: 米国が不釣り合いなシェアを要求するなら、他国の利益は小さくなる。失うものは小さい。
スティグリッツ教授は、「力を濫用し他者を脅かす覇権国は隅に追いやられるべき」として、米国なしの世界を作り上げることを奨めている。
この新たな帝国主義に抵抗することが他のすべての国々の平和と繁栄にとって欠かせない。
諸外国は最善を望むべきだが、最悪に備えて計画を練らなければならない。
最悪に備える上では、経済・社会的な排斥以外代替手段はなく、封じ込め政策以外に手段はないかもしれない。
少し前までは想像できなかったようなことが公然と行われる時代となった。
これまでは米国についていれば、排斥されたり制裁を受けたりする側になることはなかった。
今後も想像できないような展開が続くなら、そういう前提がひっくり返される時が来るのかもしれない。
いや、来ないと信じたいが、少なくともリスクシナリオとして勘案せざるをえないようになるのかもしれない。
