グリーンライト・キャピタルのデービッド・アインホーン氏は、FRBの利下げが市場予想を大きく上回ると予想し、金利先物に賭けているという。
「現在は米市場始まって以来最も高い市場だと考えている。
そして、ほとんどの投資家がバリュエーションに気を払っていない。」
アインホーン氏がCNBCで、割高な米市場を指摘した。
投資先の価値に注目する運用者・ファンドは投資家をインデックス・ファンド等に奪われており、市場は「バリュエーションの規律」が失われた状態だという。
ただし、同氏の投資についての結論は単純なものではない。
「だから弱気になれとか、持株をすべて売れというのではない。
ただ、私の長期的視点からすれば、株式を大量に保有するのに素晴らしい時期ではないだろうということだ。」
アインホーン氏は、米市場について語られている追い風(経済、企業利益、AI、金融政策)について、すべてが期待通りの追い風になりうると語る。
実際、同氏は、金融政策について市場予想以上の金融緩和を予想している。
大統領が利下げを望んでおり、次期FRB議長はコンセンサス(年2回)よりはるかに多く利下げするという予想だ。
次期議長は、今朝の雇用統計のように経済が熱くても、それは利下げしない理由にはならない、と言うだろう。
現在の市場は間違っている。
大幅な利下げを予想するならば株に強気かと言えばそうではない。
アインホーン氏の信条は、より直接的に賭けろというもの。
(以前も、金に強気なら金鉱株でなく金に賭けるべきと言っていた。)
今回は利下げ幅が大きくなると予想しており、金利先物にベットしているという。
アインホーン氏率いるグリーンライト・キャピタルは近年金価格上昇の恩恵を受けている。
同氏は金価格上昇の理由を、米国の不安定な貿易政策によるドル離れ、不可解な財政・金融政策(完全雇用下での刺激策)にあるとした。
アインホーン氏は、後者について米国だけの問題ではないと話している。
世界の他の主要先進国を見ると、同様に悪いか、米国より悪い。
日本の財務対GDP比率は200%をゆうに超え、長い間(ゼロ金利で)利払いをせずに済んだが、今は支払わないといけなくなった。
今後長い間、主要通貨で問題が起こるのだろう。
