ジェレミー・シーゲル教授が金曜日のジャクソンホール会議を前に、FRBは早急に利下げすべきとの主張を続けている。
「景気後退を予想するエコノミストはとても少ない。
予想されるのは一時的な鈍化とそれによる少々の障害だ。
しかし、これで(就業者数が)50-100千人になったり、GDPが一時的に1.5%まで下がったりするかもしれないので、利下げが必要だ。」
シーゲル教授がCNBCで、弱気と取られないよう慎重に言葉を選んでいる。
従前どおりFRBは関税による物価上昇に対し反応すべきでないとし、むしろ税による経済への悪影響を回避するために利下げすべきとの意見だ。
過去の長短金利差が平均1.0%程度であることから、FF金利を3%台前半まで下げるべきと示唆した。
シーゲル教授は、最近の市場の利下げ期待とRussell 2000指数の間に相関が強まっていることを紹介し、利下げの意義を強調した。
利下げはメインストリートの小さな会社を救うことになる。・・・
小企業は短期金利で借りている。
マグニフィセント7でも、大企業でもない。
経済を刺激したいなら、今こそ利下げすべきだ。
シーゲル教授が強気なのは間違いないだろうが、その強気の中身は少々まだら模様なのかもしれない。