アリアンツ主席経済顧問モハメド・エラリアン氏が、現在の市場に発生しているレモン問題が生み出す投資チャンスを語っている。
(米長期金利は年後半)4.5%に向けて再上昇するだろう。
4.5%に近づくと政権が住宅のアフォーダビリティの問題への心配を深め、ある種のイールドカーブ・コントロールの話が聞かれるようになろう。
だから、4.0-4.5%レンジの4.0%より4.5%に近い方を予想している。
かつてPIMCOを率いたエラリアン氏がCNBCで、米長期金利の再上昇を予想した。
(必ずしも経済・市場に強気とはいえない市場では、長期金利再上昇は弱気材料かもしれない。)
また、同氏は、米国株市場が大きく変化したとも語った。
昨年はAIと相思相愛の市場だったが、もはやそうではないという。
エラリアン氏は、グローバル化とワシントン・コンセンサスで特徴づけられる「簡単な世界」は終わったと述べ、今後は市場がボラティリティ、分散、分断を深めると予想した。
こうした環境では、例えば特定のセクター全体を買うようなトップダウン型の投資判断ではなく、高ボラティリティの市場変動で表れる優良銘柄(B/S、事業モデル、経営者)のバーゲンセールを狙うボトムアップ型のアプローチが有効だと言う。
私はレモン市場の理論の影響を受けた銘柄を拾おうと心に決めている。
つまり、より弱い銘柄からの連想だけが原因で大きくオーバーシュートしている銘柄だ。
銘柄選別にとって大チャンスであり、特にAI関連とAIの影響を受ける銘柄群で顕著だ。
レモン市場の理論とは、買い手と売り手の間に情報の非対称性が存在する市場の挙動にかかわる知見のこと。
通常は売り手の側がより多くの情報を持っているケースについて語られることが多いが、ここでは売り手の一部が情報もなく投げ売りしてしまう可能性を指しているようだ。
買い手がよく調べより多くの情報を持つことで、腐ったレモンを避けながら新鮮なレモンのオーバーシュートを探し当てることができるということだろう。
