ジェレミー・シーゲル教授が、通商交渉の進展を受けて、米国株市場のモメンタムが継続すると予想した。
「状況は改善している。・・・
日本が自動車で15%となったので、まだ25%のカナダでも低下が期待できる。
交渉決着で見通しがよくなり始めており、これは強気材料だ。
間違いなく株式市場のモメンタムを持続させる。」
シーゲル教授がCNBCで、米国株市場のモメンタム継続を予想した。
シーゲル教授によれば、米市場全体の予想PERこそ22倍だが、30倍台のマグニフィセントセブンを除いた(S&P 500)493銘柄では19倍と「とても合理的」だという。
試練を迎えつつあるのは市場全体ではなく、AI関連銘柄、つまり「市場の一部にすぎない」という。
今後の注目点は、AIの製造者側ではなく、テック以外のユーザーによるAI活用による利益率拡大だとの持論を繰り返した。
そうなれば、小型株・バリュー株が活況になりうると期待を述べた。
その他発言:
- 景気は鈍化するだろう。
- 関税が15%となる場合、インフレを1-2%ポイント押し上げると推計。
- 短期金利は3%台とすべきで、仮にそうなれば「青空が広がる」だろう。