オークツリー・キャピタルのハワード・マークス氏が、市場に暗い影を落としているプライベート・クレジットについてコメントしている。
一部ファンドにかかわる信用不安に端を発し、大手ファンドに至るまで同商品の払い戻しを求める投資家が急増している。
「プライベート・クレジットの問題はシステミックな問題ではない。
単に、17年間よい年月が続いて、2011年の始まりから今日の1兆ドル超まで前のめりに莫大に拡大したに過ぎない。
それが注意深く進んだか否かということ。・・・
私たちはそれをこれから知ることになる。」
マークス氏がCNBCでプライベート・クレジット問題の本質について語った。
同氏は11月のメモで、懸念の端緒となったファーストブランズやトライカラーの事例について「炭鉱のゴキブリ」と呼んだ。
それによって引き起こされた信用不安は「システミック」(経済全体に波及すること)ではないが「システマティック」(一定のパターンで起こること)な現象だと指摘していた。
プライベート・クレジットについては、以前から低い流動性、不十分なマークツーマーケット(評価替え)の問題が指摘されていた。
機関投資家が消極的になる中、ファンド側が個人投資家にターゲットを変えるなど、一部から心配の声が上がっていた。
