オークツリー・キャピタルのハワード・マークス氏が、母親から教えられたコトを話している。
日本人が投資教育で遅れているのを思い知らされる。
問題なのは(逆張り投資が)人間の本性に反している点だ。
みんなが大喜びしている時に冷静でなければいけないし、みんなが自殺したいような時に平静でなければいけない。
マークス氏がThe Motley Foolのインタビューで逆張りの重要さを語った。
同氏は、平均以下の投資家の行動を次のように描写した。
「平均的な投資家は高い時に興奮して買うが、それは間違いだ。
安い時に落胆して売るが、それも間違いだ。」
平均より優れた投資家になるには正しく逆張りでなければならないが、マークス氏はそれが容易でないと認めている。
理屈ではわかっていても、いざチャンスが来ると、その時の状況が投資家の勇気を挫くためだ。
「すばらしい買い場をもたらすのは、景気が悪く、企業利益が悪く、株式市場が下落している時だ。
みんな市場から逃げ出したいと思っている。
みんな損して、さらに損するのを心配し、逃げ出したいと思っている。」
マークス氏は、感情的にならないことが重要と語る。
それが偉大な投資家に共通する1つの特質だという。
同氏は親から教えられた言葉を紹介している。
母から教えられた:
『安く買って高く売らないといけないよ。』