ジェレミー・シーゲル教授は、トランプ大統領が2週間以内にイスラエル/イラン紛争への直接介入を決めると表明したことについて、市場へのインプリケーションを語っている。
「FRBは利下げすべきだと思う。・・・
(FOMCの)様子見は中東情勢によるものに違いない。」
シーゲル教授がCNBCで、従前どおり、早期のFRB利下げ再開を主張した。
教授は、FRB様子見の一因であろう中東情勢の市場へのインプリケーションを次のように語っている。
(イランが)弱い立場で交渉のテーブルにつくなら、それは西側が強い立場になることであり、米国はさらに有利な立場になる。
だから私は(株価影響の)バランスが現時点でプラスになりうると考えている。
米社会の一部には誤解があるようだ。
西側を含め、今の世界で本音から米国やイスラエルを支持する人は多くないように思える。
ただ、短期的に自国や国際秩序を守るため、口を閉ざしている国・人が多いのだろう。
今、アメリカ人の最もいやな部分を見せられているように感じる人も多いはず。
これを米国が理解しないなら、市場にも小さからぬリパーカッションが及ぶかもしれない。
それはおそらくまず債券や為替の市場に効いてくるのではないか。