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「最終決戦」で敗れれば帝国は終焉へ:レイ・ダリオ

ブリッジウォーター・アソシエイツ創業者レイ・ダリオ氏は、米・イラン紛争が「ビッグ・サイクル」における重要な節目となりうるとの見方を示している。


何らかの合意でこの戦争が終わるという話があるが、合意など無価値であり、合意でこの戦争を解決することなどできないことは皆が知っている。
次に起こること、つまりイランがホルムズ海峡を掌握し続けるか、あるいはイランから支配権を奪うかが、この対立の最悪の局面になるだろう。
この『最終決戦』は、いずれの側が支配権を勝ち取り、いずれの側が失うかを明白に示し、とても重大なものとなる。

ダリオ氏が自身のSNSで、米・イラン紛争を独自の「ビッグ・サイクル」の視点で解説している。
「自分は政治的な人間ではない」とし、あくまで将来を予想するための議論であると断っている。

「この『最終決戦』の直接・間接の効果は世界中に波及し、中国・ロシア・北朝鮮・キューバ・ウクライナ・インド・日本等との貿易フロー、資本フロー、地政学的行く末に影響を及ぼす。」

ダリオ氏は、イランがホルムズ海峡を掌握し続けるなら、諸外国はそれをイランの勝利、米国の敗北とみなすことになるという。
同氏によれば、同様のことが大英帝国、オランダ帝国、スペイン帝国でも起こった。
覇権国が重要な貿易ルートを巡る争いで小国に敗れることは、帝国の終焉で見られる現象だという。

ダリオ氏は、世界各国が事の帰趨を真剣に見守っていると話す。
仮に帝国の敗北となるなら「人々や金融フローは速やかに自然に敗者から手を引く」ことになるためだ。

世界の準備通貨を擁する世界の支配勢力が財政的に過剰に拡大し、軍事的・金融的支配両方での敗北で弱さを露呈した場合、同盟国・債権国の信認を失い、準備通貨の地位を失い、債務性資産が売られ、特に金に対して通貨が弱くなることに注意しなければいけない。


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