ジェレミー・シーゲル教授が、エスカレートするイラン・イスラエル間の軍事衝突について、現時点では市場に大きな影響を及ぼすことはないと予想した。
「たくさんの人がTACOトレード(Trump always chikens out、トランプはいつもビクついてやめる)のことを話しているが、今では新しい言葉NNECOトレード(Netanyahu never chickens out、ネタニアフは絶対にやめない)を使わないといけない。」
13日のシーゲル教授のポッドキャストは、少々不謹慎なブラックジョークで始まった。
このポッドキャストは、13日のイスラエルによるイラン空爆後、イランのミサイル攻撃前に収録されている。
「市場の反応はかなり小さなものだ。
これが10年前ならもっと大きく反応していただろう。」
シーゲル教授は、市場の反応が限定的だった理由を2つ挙げている:
- イランがかつてより弱くなっており、ホルムズ海峡封鎖も予想されない
- 米国の石油についての国外依存度が下がっている
状況は変化しうるものの、現時点でのシーゲル教授の判断は
「結果として、これは大きな市場イベントにはならないだろう。」
というものだ。
シーゲル教授は17-18日予定のFOMCについて、従前どおり、政策変更はないと予想。
ドットプロットについても、すでにFOMCメンバーが提出済みであることもあり、大きな変更はないと予想した。