ゴールドマン・サックスのデービッド・コスティン氏が、終盤を迎えた業績開示シーズンの状況を伝えている。
これまでの業績開示からわかるのは・・・プラス方向のサプライズ、企業による業績予想、経営陣のコメントが概して前向きだったことだ。
コスティン氏がCNBCで、85%ほど進んだ第2四半期の業績開示の好調さを紹介した。
- 企業利益: 2/3の企業が予想を上回った。全体ではマグニフィセント6(NVIDIAはまだ)が主導し9%の改善(予想は4%)
- 業績予想: 企業の約半数が引き上げ(前四半期は1/4だった)
- 関税影響: 多くの企業が値上げ・コスト削減・転嫁が可能と示唆
コスティン氏は今年と来年の利益成長を7%ずつと予想し、S&P 500について7月の目標を据え置いた:
- 年末: 6,600(足下から5%上昇)
- 12か月後: 6,900(同10%上昇)
ただ、コスティン氏の話し方は決して手放しでの楽観とも感じられない。
「株式市場のPERは23倍と、過去と比べても本当に高い。
通常の銘柄はそれほどではなく19倍だが、これでもまだ高い。
これはマグニフィセント7の大手が市場全体を持ち上げている影響だ。」