元ブリッジウォーターのレベッカ・パターソン氏が、現在の投資業界のAI事情について紹介している。
アナリストがAIに企業業績を早読みさせすぐにどう売買すべきかを知ろうとしていることに気づく企業が増えてきている。
そのため、企業の側はアナリストのコミュニティからの反応を最大化しようとAIを用いて業績予想を作ろうとしている。
パターソン氏がBloombergで、業績開示・業績予想を扱う現場に起こっている変化を紹介している。
今や機械が数字や見せ方を作り、機械がそれを読み取って投資判断を行う時代が来ているらしい。
しかも、それら機械は単なる客観的な数値計算ではなく、機械を含む聴衆の判断に効率よく働きかけるよう命じられているという。
瞬時に大量に魅力ある投資対象を演出するのにAIが一役買っていることになる。
こうした生産性の上昇は、少なくとも上げ相場の時には、さらに上げを後押しする効果を持つのかもしれない。