ガンドラック:インフレと不況の到来

新債券王ことDoubleline CapitalのJeffrey Gundlach氏が、あらためてコモディティ関連投資を推奨した。
好材料が揃っているとする反面、不況の前に手じまうことが条件だという。


基本的に私が話したことは、多くの指標がインフレを指し示しているということだった。
これは大きな変化だ。
長年インフレを指す指標は見られなかった。

ガンドラック氏がSohn Conference会場でCNBCのインタビューに応じた。
ガンドラック氏はエネルギー関連のETFであるSPDR S&P Oil & Gas Explore & Production(XOP)を奨めている。
従来からのコモディティの推奨と同列のものとして、推奨した理由を挙げている。

  • インフレ上昇の兆し: GDP、実質GDP、PMIなどコアCPIの先行指標がインフレを示唆している。
    「これらは0.8という高い相関係数で先行する。
    先行する期間は1年半から1年9か月で、1年半から1年9か月前に上昇する。」
  • 景気サイクル終期のコモディティ: 上昇傾向にある。
    「1972年まで遡っても毎回上昇している。」
  • エネルギー・セクター出遅れ: 原油が上昇しているのに出遅れている。
    「過去エネルギー・セクターとS&P 500で比べてみると、驚くことではないがエネルギー・セクターは原油の動きと相関する傾向にある。
    今回はそれが起こっておらず、追い着いてくるだろう。」
  • テクニカル要因: 「チャートもとてもいい。」

一方、この投資対象のリスクについても言及し、あまり集中しすぎるべきでないとも話している。


「このアイデアの唯一の問題は、おそらく不況に突入することだ。
このセクターに投資すればリターンを得られるかもしれないが、いったん不況が来れば間違いなく下落する。」

では、不況はいつ来るのか。
ガンドラック氏は、従来どおり、今のところ不況の兆しは見えないという。
しかし、半年以上先の景況感は予想できないともいう。
そのため、先々の不況到来の可能性を無視すべきではないと話している。
ガンドラック氏は、予想するわけではないと断った上で、景気サイクルの長さ、金利上昇、株式市場の動揺を考えれば、2019年第1四半期に不況が来る可能性も否定できないという。
減税がさらに景気拡大を引き延ばすとの楽観論については、冷静かつ理論的に退けている。

それはすでにみんなの考え、税制のナラティブの中に織り込まれていると思う。
景気サイクルを延長していると思う。
だからこそ今、戦後最長の景気拡大を試しているんだ。


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