バイロン・ウィーン:絶好の買い場がやってくる

Blackstone Advisory PartnersのByron R. Wien氏が、いくつか条件をつけながらも強気予想を継続した。
自己満足に陥った市場は2月底値を試す展開が予想され、そうなれば絶好の買い場だという。


私が正しいなら、底値を試す時が最高の買いのチャンスだ。

ウィーン氏がCNBCで強気の見通しを継続した。
年初の「10のサプライズ」ではウィーン氏は年末のS&P 500を3,000超と予想していた。
今も今年中の弱気相場入りはないと見ている。

「今年の成長率は3%が見込まれ、企業収益は良好で、金利は上昇するが上昇しすぎはせず、インフレは落ちついている。
企業収益はすばらしいんだ。」

一方で、ウィーン氏は市場には行き過ぎた自己満足があるとし、そのため市場は2月の底値を試しにいくだろうと言う。
その押し目こそ買いのチャンスだという。

ウィーン氏はリスク要因をいくつか見ている。
1つは政治・地政学リスクだ。
しかし、これも株価には反映されにくくなっているという。

「市場は、悪化しそうなものが悪化しないと仮定しているようだ。」

NAFTA、米中貿易摩擦、米朝交渉など、深刻化しうるリスクはあるものの、市場はそれを織り込もうとしないという。

もう1つのリスクは米財政赤字だ。
ウィーン氏は2面からこれを危ぶんでいる。

  • 政府債務: 今年2,000-3,000億ドル増加
  • 米国債: FRB・中国・日本の購入額が減る

これが、強気予想の重要な前提である金利を左右してしまう。

「国債は増え、買い手が減るなら、金利は上昇する。」


ウィーン氏は12日ウェブキャストを行っている。
そこでもS&P 500の年末3,000予想は(予想外の金利上昇がない限り)無理のない予想と話している。
同時に、弱気相場入りしていなくても、すでに潮目は変わっているとも示唆している。

米市場は長らく2桁リターンが続いた。
今私たちが目のあたりにしているのは、それがこの先は続かないということだ。

ウィーン氏は「ラジカル・ポートフォリオ」を据え置いている。

バイロン・ウィーンのラジカル・ポートフォリオ

資産クラス 構成比
世界的・多国籍の米大型株 5% 利回り・倍率がフェア・バリュー
ほか米国株(ロングのみ) 10% そこそこの成長が継続
欧州株(ロングのみ) 10% 割安銘柄が散見される
新興国株 10% 成長が続いている。為替リスク
日本株 10% 景気刺激策が効いている
ヘッジ・ファンド(全戦略) 10% 戦略によっては魅力的
プライベート・エクイティ 10% 競争激化
不動産 10% いくらか利益が上がる
0%
天然資源・農産物コモディティ 5% 世界の生活水準は上昇
非伝統的ハイ・イールド債(メザニン、レバレッジ・ローン、新興国債務) 15% いくつかはまだ魅力的。デュレーション・リスクより信用リスクをとった方がまし
現金 5% リターンなし
出典: Blackstoneウェブキャスト資料

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