【短信】ダン・ファス:米長期金利は4%越えへ

Loomis SaylesのDan Fuss副会長は、米長期金利が直に4%を超えると予想している。
ただし、予想外の事象が起これば、金利上昇にストップがかかる可能性もあると留保した。


「10年金利は徐々に4%を超えるだろう。
どこまで上昇するかはわからない。」

債券投資の長老ファス氏がBloombergで米長期金利4%超えを予想した。
同氏の推論は単純明快だ。
FRBが現状の良好な経済指標にしたがい「通常の手続き」で利上げを続ければ、当然に短期金利は上昇する。
ファス氏は、FF金利がさらに6回、あるいはもっと多く引き上げられると予想する。
長期金利がある程度それにともない上昇するなら、現状の水準から考えて4%はおかしくない予想になる。

利上げ回数を6回超と見るなら、予想のホライズンは1年半から2年程度であろう。
つまり、約2年以内で米長期金利は4%越えとの予想になる。
ファス氏はどこまで上昇するかはわからないとしたものの、かつては長期金利ははるかに高い水準にあったとも指摘している。

新債券王ジェフリー・ガンドラック氏は、10年金利が3%を超えれば米国株に弱気シグナルが灯ると言っている。
ファス氏の予想では、この水準はそう遠くなく超えてしまうように聞こえる。

ファス氏は4%予想について1つ前提条件を置いている。
それは、大きな地政学的イベントが発生しないことだ。
ファス氏は、中央銀行は時として定められた使命を超えた行動をとる場合があると話す。

「数字を見れば・・・インフレは上昇しており、利上げを続行となる。
しかし、地政学的事象が懸念されるようになると、何か自国経済を弱めるようなことをしなければいけなくなる。
数字は快晴でも、外を見たら大きな黒雲がやって来るとすれば、傘をさす確率は高くなる。
FRBにとっての傘とは(金融政策正常化を)停止するということだ。」


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