【短信】ビル・グロス:FRBは慎重になる

債券王ビル・グロス氏が、3月の米雇用統計についてコメントしている。
インフレのカギとなる平均時給の伸びに大きな変化は見られず、FRBのスタンスは慎重になるだろうという。


私は弱含みの統計だったと思う。

グロス氏はBloombergで3月の米雇用統計をこう総括している。
6日公表された同統計の結果は

  • 非農業部門就業者数: 前月比103千人増(市場予想193千人増)
  • 失業率: 4.1%(同4.0%)
  • 平均時給: 前年同月比2.7%増(前月は2.6%増)

であった。

「平均時給の伸び年率2.7%というのはたいして変わっていない。
この統計はFRBのスタンスをより慎重なものにするだろう。」

グロス氏は米中貿易摩擦などの要因もあり、FRBが金融政策正常化を思うほどには進められないとの見方を示した。
同氏は従来から2018年のFRB利上げが1-2回にとどまるだろうと予想している。
これは3回以上を見込むFRBや市場コンセンサスより小幅となっている。


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