ジム・ロジャーズ:アフリカ投資の条件

冒険投資家ジム・ロジャーズ氏が、投資先の南ア テクノロジー企業の上場にあたって、投資先としてのアフリカ大陸についてコメントしている。
ロジャーズ氏は、アフリカへの投資について1つ重要な条件を課している。


「私はテクノロジーを生み出すことの専門家ではない。
しかし、テクノロジーがアフリカの形を変える力を持っていることはわかる。
新事業や利益の無数の機会を与えてくれる。」

ロジャーズ氏がアフリカ大陸の潜在力を語ったとeNews Channel Africaが伝えている。
自身の投資先のようにすでに実績・能力のある企業にはこれから立ち上がる巨大市場が待っているという。

「大陸全体で少なくとも10億人の市場であり、みな情報に飢えており、取引をする力があり、今にも解き放たれようとしている。」

「アフリカ大陸は開発が不足している。
しかし、アフリカには莫大、革新的、極めて勤勉な人たちがいて、進歩を求め、それをつかもうとしている。」

「彼らは準備万端で、正しいボタンを押そうとしている。」


など、アフリカ市場の伸びしろをアピールする美辞麗句が並ぶ。
アフリカという地域は、常に投資のフロンティアを探求するロジャーズ氏らしい地域と言えるだろう。
一方、空気を読む優しい老人だから、ある程度掛け目を掛けた方がいいかもしれない。
また、やや用語がいつものロジャーズ氏と異なるところも散見されるので、メディア側の脚色も若干入っているかもしれない。

アフリカ全体だと焦点がぼけてしまうが、南アに限って言うならば、明確な変化の兆しがある。
腐敗が指摘されたズマ前政権で経済は低迷、昨年11月にはS&Pがソブリン格付をジャンク級であるBB+に引き下げた。
ムーディーズも同方向で見直すと公表していた。
経済・社会は混乱し、ついに与党はズマ大統領を見放す。
後任のラマポーザ大統領が人事を刷新、立て直しに着手したこともあり、ムーディーズによる格下げからは逃れている。
すぐさま同国の経済が回復するかはわからないが、今のところ望ましい変化の芽が見えることは事実だ。

もしも優秀な経営陣を有するアフリカ企業があれば、飛び込むといい。
可能性は無限だ。

ロジャーズ氏は、優れた経営者の存在を条件として、投資先としての有望さをアピールしている。


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