ガンドラック:ビットコインは株式市場の優れた先行指標

新債券王ことDoubleline CapitalのJeffrey Gundlach氏が、ビットコインの効用について語っている。
ガンドラック氏によれば、ビットコインはリスク資産の極めて優秀な先行指標だという。


「ビットコインは先週、年初来安値で引けた。
S&P 500は今週の今、年初来安値で引けた。
ビットコインは先行を続けている。」

ガンドラック氏がReutersに語った。
同氏は以前から同様の指摘をしてきた。
年初にはビットコインをリスク資産のポスター・チャイルドと言い始めた。
昨年終盤に高まった市場の熱狂を最も顕著に示したのがビットコイン市場だったからだ。
1月下旬から始まった株式市場下落時には、ビットコインがリスク資産の誘導馬として下げを先導したと述べた。
2月末に調整がひと段落すると、ガンドラック氏は「奇妙なこと」としながら、市場の先行きを占うのにビットコイン市場の心理を参照していると明かしている。
この法則が週末から月曜日のビットコインと米国株の下げにも当てはまったのだ。
ガンドラック氏はこの理由をあらためて語っている。

「ビットコインは、昨年終わりの投機的ムードのポスター・チャイルドだからだ。」

すでに上昇を続けていたビットコイン相場は昨年第4四半期に急騰する。
それが12月半ば突如として崩れ始めた。


ビットコイン相場
ビットコイン相場

ガンドラック氏はこの12月の下落についても言及している。

「このクラッシュは投機的なムードが尽きたことを意味していたんだ。
・・・ビットコインの熱狂は12月半ばに行き着いて、すぐにクラッシュを始めた。」

ガンドラック氏は、12月のビットコイン急落が投機ブームの過ぎ去りを暗示していたと分析する。
それは他の資産市場にもあてはまり、投機ブームの終わりが1月末の株式市場の急落の要因だったと話した。
その後、ビットコイン市場がいったん回復すると、米国株市場もテクノロジー・セクターを中心に上昇に転じ、NASDAQは最高値をつけた。
そしてビットコインが再び下げに転じると、米国株市場もそれに追随したという。

「これらは明らかにすべてつながった動きなんだ。」

ガンドラック氏はリスク資産の先行指標としてビットコインに注目している。
しかし、投資対象としては別の話であり、以前から一線を画してきた。

「私はビットコインを保有していない。
この手の投資対象は、私の保守的なDNAとはとてもとても遠い存在なんだ。」

決して仮想通貨やそれを売買する人を批判しているわけではない。
淡々と仮想通貨の現実を見つめ、自分が検討したい対象ではないと判断をしているだけなのだ。


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