1Qにダリオが売買した投資信託

Ray Dalio氏率いるBridgewater Associatesの保有報告書13Fから、ダリオ氏のロング側のリバランスが明らかになった。
保有投資信託の増減を見ると、ダリオ氏の相場観について垣間見えるところがある。


ダリオ氏は最近「ポートフォリオの一部から全体の戦略を想像すると間違える」と話している。
とは言え、法定報告書という情報源はやはり無視すべきではあるまい。
下表は、第1四半期末の13Fから抽出した同社保有の投資信託の一覧だ。

ブリッジウォーターアソシエイツの2018年第1四半期末の保有投資信託
ブリッジウォーターアソシエイツの2018年第1四半期末の保有投資信託


右下の集計を見るとわかるが、新興国・物価連動債・韓国についてロング・ポジションを大きく減らしている。
とは言え、まだ残高も残しているので、売り逃げたわけではない。
一部の利益を確定し、エクスポージャーを減らしながらも保有を続けているというところだろうか。

米国株では、意外にもロング・ポジションをわずかに減らすにとどまっている。
同資産クラスではネットでロングを大幅に減らしたとの報道もあるので、ショートを用いたリバランスであった可能性が高い。

金の投資信託については横ばいだ。
ブリッジウォーターは投資信託だけでなく複数の産金会社株も保有している。

金額はさほど大きくないが、ブラジルETFを買い増している。
ネットで株式をショートしたとの先日の報道を見ても、ダリオ氏の興味は株式からコモディティに重点が移っているのではとの勘繰りも働く。
この勘繰りは、景気サイクル終期の両資産クラスの傾向と擦り合っている。

参考:
【データ】米景気後退と米国株
【グラフ】景気サイクル終期のコモディティ価格


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