ジム・ロジャーズ:まず米ドル、次に金

ジム・ロジャーズ氏が従前通りの《人生最悪の危機到来》説を主張した。
過度な金融緩和が通貨の価値を貶めると予想し、大きな変化の可能性を示唆した。


「私が恐れるのは金利が上昇して市場に困難が訪れることだ。
みんなFRBに『助けて』というだろう。」

ロジャーズ氏がStansberry Churchouseに、持論である《人生最悪の危機到来》説を話した。
FRBがバランスシートを膨らませて金利を例のない領域まで押し下げたことで世界中の債務拡大を助長したと指摘。
これが金利を上昇させ、増えすぎた債務が破綻していくとの予想である。
こうした状況になると、FRB内の官僚・学者は何をすべきか見失い、パニックに陥ると予想する。

「FRBは私たちを救おうとするだろう。
何をやるかはわからない。
量的緩和、資産買入れ、FRBがやることすべてが間違いになる。
そうして問題を悪化させてしまう。」

ロジャーズ氏は、多くの人が次の危機を切り抜けられないと示唆する。
同氏の処方箋は従前どおり農業への投資であり、また、まず米ドルを買っていいところで金に換えるというものだ。


「おそらく、米ドルが上昇するにしたがい金が(ドル建てで)下がる。
金を含む他のすべての通貨も下がる。
ドルが上昇する時、金は通常下落する。」

ドル円(青)とドル建て金価格(赤)
ドル円(青)とドル建て金価格(赤)

ロジャーズ氏の考えはあくまで短期のドル買いであり、長期ではドル売りだ。
だから、ドルの売り時を見計らい、他通貨ではなく金を買うと決めている。

ロジャーズ氏は、こうした危機シナリオの中で少なからぬ人が予想・切望する変化が起こるかもしれないと話す。

それによって中国人民元の交換が自由化されるかもしれない。
ドルが上昇し危機が来ると、しばしば何か起こるものだ。


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