チャーリー・マンガー

 

チャーリー・マンガーの表現豊かな憎悪

バークシャー・ハザウェイのチャーリー・マンガー副会長が、仮想通貨について話している。
これに対するウォーレン・バフェット氏のコメントが愉快だ。


あれは単なる痴ほう症だ。
仮想通貨のトレーディングに参入しているプロのトレーダーたちは本当に嫌気がする。
他の人が糞をトレーディングし始めたら
『自分も遅れるわけにはいかない。』
というようなものだ。

齢94歳になるマンガー氏の少々下品な言葉をYahoo! Financeが伝えている。
お断りしておくが、これはバークシャーの年次株主総会における質疑で飛び出した言葉だ。
「プロのトレーダー」とは、最近参入したゴールドマン・サックスのことだろうか。

仮想通貨への批判的な発言は、その後のインタビューでも続いた。

「人工的な投機的媒体が買われている。
買い手は他の人により高く売れると思い込んでいるからだ。
本来、根源的価値のないものなのに。」

仮想通貨の多くは本質的なジレンマを抱えている。
通貨として機能するためにはある程度価値が安定していなければいけない。
しかし、投機の対象となっている仮想通貨はその条件を満たせていない。
仮想通貨とは、ひどく買われたり、あるいは売られたりすれば「根源的価値」を失うものなのだ。
後に残るのは不毛なババ抜きだけ。
この点は、年次総会でバフェット氏も言っていた


「私は(仮想通貨の)すべてが反社会的、愚か、不道徳と思っている。
仮に、あなたが採れたての赤ちゃんの脳をトレードできるとしても、あなたはやらないだろう。」

なぜ、仮想通貨が「採れたての赤ちゃんの脳」と同じなのかは不明だが、とにかくマンガー氏が仮想通貨を忌避すべきものと考えているのが伝わってくる。
仮想通貨を「ひどい考え」、「悪い」と評している。
ここでの判断基準は善悪であり、マンガー氏からすると仮想通貨は悪であるようなのだ。

「トレーディングは痴ほう症と不道徳の合作だ。
それを推進している人は恥だ。」

マンガー氏の怒りは仮想通貨に手を伸ばす取引所や投資銀行にも向けられている。
では、マンガー氏には嫌悪しかないのかと言えば、そうでもない。
言い訳程度に1つだけ挙がったのは、想像に難くないが、ビットコインの要素技術であるブロックチェーン技術の可能性だ。

ただ、これも仮想通貨の評価を変えるものではあるまい。
ブロックチェーン技術がすばらしいからその1成果物である仮想通貨がすばらしいという話にはならない。
人類はこれまでもすばらしい技術を多く生み出してきたが、それを用いた成果物がすべてすばらしいものであったわけではない。
マンガー氏は、仮想通貨がブロックチェーン技術をエサにして人々を誘い込んでいると指摘している。

一番面白かったのはこうしたマンガー氏の発言に対するバフェット氏のコメントだ。
87歳の賢人はCNBCのインタビューで94歳の盟友の発言にこうコメントした。

彼は表現豊かなヤツなんだ。
もう少し歳をとれば大人になると思うよ。


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