【短信】ジェレミー・シーゲル:金利と中間選挙

ウォートンの魔術師Jeremy Siegel教授が、今後の市場の不確実要因について語っている。
最大の不確実性が金利動向、次が中間選挙なのだという。


「昨年、特に後半の良好な株式パフォーマンスの原因は、トランプ政権の主要経済政策である法人減税への期待だった。
・・・しかし、それも市場は織り込み済みだ。」

永遠のブルと呼ばれたシーゲル教授がCNBCで米国株に対する慎重な見方を継続した。
減税等による良好な企業業績を市場が織り込む一方で、FRBは着々と今年3-4回の利上げを進めているからだ。

「PER 17-18倍というのは割高ではないが、割安でもない。」


シーゲル教授はいくつか重大な不確実性を指摘する。
最大の不確実性が金利、そして次が中間選挙だ。
中間選挙では民主党が下院の過半数を獲得するとの予想が一般的だ。
問題は、改選議席の大半が民主党議席となる上院のゆくえだ。
上院でも民主党が議席数を増やすのは容易ではない。

シーゲル教授は、トランプ人気が回復していると指摘。
共和党が上院を死守すれば、減税など共和党の政策が逆行することはないだろうと期待する。
下院を奪われれば新たな大きな法案を通しにくくなるとしたものの、大勢は揺るがないはずと予想する。
伝統的な共和党的考えをとる教授からすれば、財源のない中でのインフラ支出はむしろ歓迎できないものなのだ。

「トランプ政策の主な基盤は法人減税、いくらか個人減税だ。
これらはすでに済んでいる。」


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