グッゲンハイム:好景気の死因

Guggenheim PartnersのScott Minerd氏が、不況の到来とその直前の米市場の上昇を予想した。
その上で、投資家には2つの対処のやり方があるという。


経済拡大は老衰で死ぬのではない。
FRBが打ち殺すから死ぬんだ。

マイナード氏がCNBCで語った。
同氏は、不況の先触れであるイールド・カーブのフラット化が進行しており、今後も継続すると予想する。
これを避ける道はあるというが、そうなりにくいのだという。

「不況とは経済が様々な制約に当たった時に起こる。
経済が制約に到達すると、物価は上昇し、FRBは利上げせざるをえなくなる。」

中央銀行が本来の重要な使命、物価の安定を求めるあまり、好景気はオーバーキルされてしまうのだ。
では、今後の投資戦略はどう考えればいいのだろう。
マイナード氏は《最後のひと上げ》を予想する一人だ。


「私たちは不況が2020年に来ると考えており現在は不況前の最後から2番目の年にあたる。
通常、この年は株式にとっていい年になる。
株式はさらに15-20%上昇すると予想している。」

金利はまだ歴史的に見れば低水準だ。
地政学的リスクを始めとしてリスク要因が増えており、これがリスク・プレミアムを拡大させ、資本コストを押し上げ、株価下落要因となっている。
一方で、企業収益は依然好調で、株価上昇要因だ。
この2つがオフセットしあっている。

「(リスク・プレミアム上昇のため)PERが下落している。
現状PERが極めて割安なため、株式は魅力的になっている。」

マイナード氏はあと12か月あまりは株式も儲かるとするが、1年半程度たって不況がやってくれば状況は反転するという。

「上昇が長い分、売られ方も厳しくなる。
私たちの調べでは、ひとたびピークから下げ始めると、通常40-45%の下げになると予想される。」

マイナード氏は投資家には2つの対処がありうるという。

  • 欲張らず、早めに売る。
  • 株式市場が強くなると予想するなら、株式をロング、または保有株式をもう少し売らずに持っておく。

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