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S&P 500は2,700へ:ジェフリー・ガンドラック

ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック氏が、金融政策と米国株市場に関してコメントしている。


ほとんどの人が『この問題に対処する』ために紙幣増刷に賛成するだけでなく奨励している。
ウィルスは医療の問題。
救済は経済の問題: 財の供給が減る中で青天井の増刷だ。

ガンドラック氏が24日ツイートした。
新型コロナウィルスが人々に恐怖を掻き立て、何でもやれることをやればよいとする風潮が生まれている点について警告している。
問題の性質を理解し、それぞれに合った程度の対策を行うべきとの意見だろう。

コロナ・ショックは初めは供給ショックとして始まった。
ところが、人々の往来が制限されるようになると需要ショックとしての側面が協調されるようになった。
そこで財政政策が求められ、財政を支えるための量的緩和政策が望まれている。

財の供給が滞る中で貨幣を増やせばどうなるか。
単純なマネタリスト的な考えに立てば、それはインフレを示唆するのだろう。
幸い、そうした短絡的予想は、過去の各国の量的緩和のの結果により否定されてきた。

ただし、今回の米国の財政政策規模はやはり大きい。
ガンドラック氏が以前から心配するようなインフレが訪れるのか、横目で警戒しておくべきだろう。

このインフレ示唆と関係しているのかどうかは明らかでないが、ガンドラック氏は米国株市場についても言及している。

今回の反発でS&P 500は2,700ぐらいまで行くと予想している。

米市場はすでに弱気相場入りしたというのが形式基準の示すところだろう。
しかし、比較的早く2,700まで戻すとしたらイメージは少し変わる。
2,700とは深めの調整ととれなくもない水準だ。
市場心理はいったん改善するのかもしれない。

もっとも、ガンドラック氏の弱気スタンスが変わったとは思えない。
同氏は17日のウェブキャストで、年内の景気後退入り確率を90%(前週の80%から悪化)と予想していた。
あくまで短期的な戻しという意味である可能性が高いだろう。


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