エラリアン:パッシブでなくアクティブで

独Allianz首席経済アドバイザー モハメド・エラリアン氏が、金利と債券市場の見通しについて話している。
米経済は好調としながらも、そのアドバイスには警戒感がうかがわれる。


米国債の買い手、特に非民間の買い手が(相対的に)少なくなるとは思うが(米10年債利回りが)4%まで行くとは考えていない。

かつて債券ファンドPIMCOのCEOを務めたエラリアン氏がBloombergで金利見通しを語った。
欧米の中央銀行が量的引き締めに動けば、長期国債の需給は悪化し、長期金利上昇は避けられないとの見通しだ。

水曜日のパウエルFRB議長のハト派的な発言については、市場がやや楽観しすぎた感があるという。
議長の意図は、引き締め一方でなく選択肢を確保したいというものだったというのがエラリアン氏の理解だ。
しかし、市場はそれを行き過ぎて、パウエル・プットを期待し始めているという。

イールド・カーブのどこに投資すべきか(どの年限の米国債を買うべきか)については短期側と即答した。


「私は欧州について心配している。
欧州は米長期金利を引き下げる傾向がある。」

米独の金利スプレッドは依然として大きく開いたままだ。
このスプレッドが狭まる可能性がある。
つまり、独長期金利が上昇するか、米長期金利が下がるかだ。
米独金利が互いに引っ張り合っており、米長期金利が上がりにくい要因となっている。
デュレーションが大きい分、長期債保有のリスクは大きい。

市場に変化が見られる中、ポートフォリオ見直しのための一時退避場所として短期側の米国債を奨めている。
エラリアン氏は外国投資を必ずしも奨めない。
米経済は依然好調で、最近の調整によって割高感がなくなってきたためだ。

10月初めから急落を続ける原油市場について、エラリアン氏は「パーフェクト・ストーム」と形容し、その原因を3点挙げた。

  • 豊富な供給
  • 需要の弱さ
  • サウジアラビアがOPECのリーダーを続けるか不明

そして、石油産業と切っても切れないハイイールド市場についてアドバイスした。

ハイイールド市場を検討する時はパッシブ、インデックスで投資してはいけない。
・・・低格付けの脆弱な資産クラスに投資する時はパッシブではなく、アクティブで投資しろ。


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