ゴールドマン:コモディティ推奨が示唆する景気サイクル

ゴールドマン・サックスが、コモディティ投資の検討を奨めている。
原油についてはOPEC減産を予想するほか、金については景気サイクル終期での魅力を理由に挙げている。


「ファンダメンタルズに対するコモディティ価格の逸脱の大きさを勘案すると・・・コモディティ(市場)は、原油・金・卑金属のロングの絶好のエントリー・ポイントを与えてくれている。」

ゴールドマンのJeffrey Currie氏らのレポートをBloombergが紹介している。
それによれば、30日からのG20がコモディティ相場の転換点になる可能性があるのだという。

「コモディティ市場にのしかかっている多くの政治的不確実性がブエノスアイレス(G20)で俎上に上がる確率は高い。
これには米中関係の改善も含まれ、2016年のG20会議のように、OPEC減産がより明確になるかもしれない。」

コモディティについては、ジェフリー・ガンドラック氏が年初からコモディティ投資を推奨している。
景気サイクル終期にコモディティが上昇しやすい点に着目したものだ。
コモディティ王デニス・ガートマン氏もコモディティの割安感を指摘している。
最近では、コモディティの価格指数であるロジャーズ国際コモディティ指数(RICI)の生みの親ジム・ロジャーズ氏も、コモディティの上昇と下落を予想している。

景気後退入りと株式、コモディティ

米景気サイクル終期の米国株とコモディティの挙動について復習しておこう。

  • 景気と株式: 過去4回の景気後退では、株価下落が景気後退入りより平均8.5か月先行した。
    このため、景気後退がやって来る相当前に株式を売却しようとする投資家の行動が見られる。
  • 景気とコモディティ: 1965-82年の金利上昇期を見ると、景気後退期にもコモディティが上昇を続けた。
    この金利上昇期がインフレ上昇期でもあったためだ。

ゴールドマンのコモディティ関連の推奨トレード

原油
OPEC減産を予想して、短めのブレント先物をロング。
バックワーデイションへの回帰を予想して、2019年12月WTIプット・オプションを1バレル50ドルで売り。


「予想どおり米経済成長が来年鈍化すれば、ディフェンシブ資産としての金の需要は高まる。」
中央銀行の買いも入るかもしれない。

農産品
シカゴの大豆をロング、コーンをショート。


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