ゴールドマン:2019年の新興国株は2桁リターンへ

ゴールドマン・サックスが、2019年の新興国市場について強気の見方を示した。
特に、中国株が下げ止まれば、今後6か月がチャンスになると書いている。


(新興国市場株式の)リターンは今後6か月間、その後の6か月に比べて良好なものになるだろう。
特に次の米景気後退への懸念が時間とともに深まればそうなる。
リスクが増減するとともに、良好なパフォーマンスの隘路を進みつつも、ボラティリティも増大するだろう。

ゴールドマンのKamakshya Trivedi氏らのレポートをBloombergが伝えている。
2019年の途上国株式についてドル換算で12%のリターン(うち通貨は2%上昇)を予想しているという。
特に中国株の下げ一服後に上げが見込めるという。

ゴールドマンはいくつか重要な前提を設けている。

  • 米景気は2020年まで拡大、FRBの引き締めも終盤に
  • 中国経済は刺激策によりハード・ランディングを回避
  • 中国以外の新興国では経済成長が改善、バリュエーションも割安

こうした前提の下で、ゴールドマンは2019年のための投資アイデアをいくつか挙げている。

  • 台湾株ロング+ブラジル株ショート: アジア株は南米株をアウトパフォームする。
  • チャンスの通貨: フィリピン、チリ、イスラエル、南ア、コロンビア、メキシコ。
  • 要注意の通貨: アルゼンチン、トルコ。
  • 高利回りと低利回りのペア・トレードは「戦術的に魅力」。
    高利回りの国は安定または低下へ: 南ア、メキシコ、インドネシア、コロンビア、インド。
    低利回りの国は長期金利上昇へ: ポーランド、ハンガリー、チリ、韓国、タイ。
  • ソブリンはベータよりクォリティ: 中東・アジアの比較的高い格付けのソブリン債にチャンス。

ロンドンのストラテジストの推奨だけに、まんべんなく世界の国々を対象にしている。
日本からはアクセスの難しい国も多い。
しかし、数多く上がっているため、私たちにも参考になる点は多いだろう。


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