ジェレミー・シーゲル:利上げはペースダウンへ

ウォートンの魔術師ジェレミー・シーゲル教授が、FRBの利上げペースについてコメントした。
市場の考えを代弁し、FRBは来年の利上げペースを緩めるだろうと予想した。


(景気後退は)まだ視界に入っていない。
・・・しかし、市場は明らかにFRBの引き締め過ぎを危惧している。

シーゲル教授がCNBCで話した。
米市場の混乱が収まらない。
教授はこの原因が景気後退への懸念にあると言う。
淡々と進められているFRBのの利上げが景気を殺してしまうと心配しているのだ。

「市場は(利上げ)ペースが少し速すぎると言っているんだ。
来年FF金利を3.5%かそれ以上まで引き上げるほどには経済は強くないと言っているんだ。」

シーゲル教授が市場を代弁している。
景気後退を示す兆しはないとしながらも、成長の鈍化の兆しはあるという。
教授は物価動向がそれを暗示しているという。

「原油価格、コモディティ価格の下落にともない、FRBが使っている物価指数 PCEデフレーターは今月末公表の数字が2%を下回ると予想している。
私は1.8%まで下がると予想している。
これがハト派の主張の根拠になる。」

金融政策正常化を既定路線として進んできたFRBがスピード・ダウンするかもしれない。
物価が再び目標を下回る兆しが見え、かつ、米国を除く世界経済で成長鈍化があるとなれば、FRBはアクセルを緩めるかもしれない。
シーゲル教授は利上げのペース・ダウンを予想する。

パウエルFRB議長は次のFOMC会合において、FRBが2019年の利上げを大きくペース・ダウンすると話すか示唆するだろう。
・・・もしもパウエル議長がFOMCの前後にそう話せば、市場にとっては大きな助けになる。


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