ブラックロック

 

ブラックロック:2つの強気シナリオ

資産運用の世界最大手BlackRockのRuss Koesterich氏が、米株価の水準を検証している。
現株価は割高としながらも、上昇に転じうる2つのシナリオを解説している。


私の見方では、過去数日の上昇は安値買いと言うよりはテクニカル面でのリバウンド、つまり売りが短期的に枯れたにすぎない。
もちろん、割安と言ってよい市場(日本や多くの新興国市場)もある。
しかし、幅広い水準、特に米国について言うなら、株式が割安とは言い難い。

ケストリッチ氏が12日自社のブログに書いている。
米市場はこの日、心配通り大きく下げて終わった。
S&P 500指数は前日比-1.97%の2,726.22で引けている。

ケストリッチ氏は、米株価が2年前から10%上昇した意味を問い直している。


「2016年秋の方が株式がもっと魅力的だった理由は、債券利回りがもっと低かった点だ。
2016年の選挙後の上昇の直前、米10年債利回りは約1.80%、独利回りはようやく0%より上に戻ったところだった。
言い換えれば、株価の絶対値がやや低かっただけでなく、金利の効果を調整すればもっと安かったことになる。」

足元の株価はやはり安易に買えるような水準にないようだ。
市場はこの1月あまりで突如としてその事実に気づいたことになる。
ただし、ケストリッチ氏は悲観一色というわけではない。
2つの強気シナリオとそうならないシナリオを想定し、投資へのインプリケーションを書いている。

  • 経済成長期待の高まり
    2016年終わり(大統領選直後)にもこれがあった。
    金融株が有利。
  • ゴルディロックス
    2017年前半は、ほどほどの経済成長と緩和的金融政策だった。
    主要テクノロジー株が有利。
  • いずれも実現しない
    ボラティリティがさらに上昇する。

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