ジェレミー・シーゲル:米市場の3つのリスク

ウォートンの魔術師ジェレミー・シーゲル教授が、米国株市場のリスクを解説した。
短期的には荒れる局面もあるとしながら、長期的には魅力的な投資対象が多く存在すると話した。


「FRBは木曜日に何も言わなかったことでメッセージを伝えたんだ。
もしも12月に立ち止まるのなら、今ノイズを発しているはずだ。
そうしたノイズがないということは(12月に)さらに1/4%ポイントの利上げがあるんだ。」

シーゲル教授がCNBCで、予想どおり無風だったFOMCを解説した。
教授は、金利上昇を株式市場が「直面する差し迫った最大の脅威」だと考えている。

「長期国債は3.25%に向けてじりじりと利回りを上昇させ、ブレークスルーを迎えるようにも見える。
そうなれば、株式は売られるだろう。」

市場が潜在的に抱えるリスクは金利上昇だけではない。
シーゲル教授はあと2点、潜在的なリスクを挙げている。


  • 貿易摩擦: 米国が仕掛ける貿易戦争の影響で貿易が混乱する。
  • 経済減速: 10-12月期のGDP予想は3%未満を予想する人が多い。

もっとも、足元について言えば、大きなイベントだった中間選挙が予想どおりに終わり、上昇の可能性もある。
テクノロジー・セクターの弱さが心配されているが、シーゲル教授はセクター・ローテーションを起こしながら市場が上昇する可能性は十分あると話す。
例えば、配当株やバリュー株へのシフトだ。

「金利が上昇する環境にあってもさらに配当株へのシフトが起こるのかもしれない。
債券は買いにくく、テクノロジー株のリスクを敬遠する投資家は
『長期的に配当によって優れたインカム・ゲインを与えてくれる株がいい』
と言うかもしれない。」

シーゲル教授はこうしたセクター・ローテーションが市場を支持する可能性を認めつつも、ローテーションが起こる過程では相場は荒れ模様になるだろうと予想する。
短期的には荒れる局面も覚悟せざるをえない。
しかし、長期で見れば、株式バリュエーションはまだまだ魅力的だとし、米国株市場に長期投資を続けるよう奨めている。


 - 投資 , ,