ジェレミー・シーゲル:2020年選挙のリスク

ウォートンの魔術師ジェレミー・シーゲル教授が、中間選挙後について予想している。
教授の視線はすでに2020年の選挙に移っている。


「私はねじれ国会が最悪とは思っていない。
米市場最大の強気相場の1つはクリントン政権下だった。
この時は大統領が民主党で議会が共和党とねじれていた。」

シーゲル教授がCNBCで語った。
教授は下院について共和党が勝つとの一部予想を笑いとばし、結果は民主党が両院をとるか、上下両院でねじれるかだと予想していた。
今日昼頃の各社報道によれば、後者が実現しそうだ。

シーゲル教授は、昨年からの法人減税と規制緩和について高い評価をしてきた。
一方で財政規律の緩みについては厳しく批判し、その帰結を心配してきた。
つまり、伝統的な共和党支持者であり、トランプを支持しているわけではないのだ。
だから、下院を民主党がとることはむしろ歓迎すべきことだったのかもしれない。


シーゲル教授の心配は民主党の勝ち方にある。
もしも民主党が大勝を収めるようなら2020年の大統領選・連邦議会選後が不安になるという。
米上院の任期は6年で、2年ごとに1/3が改選となる。
米下院の任期は2年で、2年ごとに全員が改選となる。

民主党が大勝すれば・・・
2年後に民主党が大統領と議会を獲れば、法人減税をなしに戻すかもしれない。
だから、2020年へのインプリケーションを心配すべきなんだ。

足元の米国株市場については、中間選挙のアノマリーが必ずしも当てはまらない可能性を指摘している。
いい材料(法人減税や規制緩和)はすでに実施され、市場に織り込まれている。
一方で、FRB利上げと長く続く景気拡大により今後もある程度の金利上昇が見込まれる。

「通常、大統領選から3年目の年、中間選挙の翌年は(市場にとって)いい年になってきた。
しかし、これが必ずしも当てはまるかどうか疑問だ。
・・・
もしも民主党が大勝すれば、不確実性は大きくなる。
そうなれば、来年は、通常なら大統領サイクルの3年目の時に享受できるような素晴らしい年とはならないだろう。」


 - 投資, 政治 ,