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グッゲンハイム スコット・マイナード グッゲンハイム:共和党勝利ならサイクルは延長へ
2018年11月2日

Guggenheim Partnersのスコット・マイナード氏が、6日に迫った中間選挙の景気への影響についてコメントした。
共和党が両院を獲れば、景気拡大は延長されるという。


景気拡大は時間が経ったから終わるものではない。
中央銀行がこっそり殺すから終わるんだ。

マイナード氏がCNBCで、景気サイクルについての一般論を述べた。
FRBは望んで景気を殺すわけではない。
インフレ退治のため利上げをせざるを得ず、結果として景気を殺してしまうのだ。
特に今回は、景気拡大期に財政刺激策が打たれ、労働市場が歴史的水準まで逼迫している。
関税・エネルギー価格など他の要因とともに物価に火をつけかねない状況にある。
資産価格は上昇を続け、以前ほどではないにせよ金融安定を揺らがしかねない。
マイナード氏は、こうした力学が2020年頃、景気後退をもたらすと言う。

「金利上昇、ワシントンの財政政策の反動が相まって、景気後退の方程式が成立することになる。」

ただし、この予想にも変動要因がいくつも存在する。
その1つが今月6日に迫る米議会中間選挙だ。

もしも共和党が上下両院で過半数を獲れば、人々はさらなる刺激策を期待する。
下院共和党は減税の恒久化や中間層の減税を試みるチャンスを得るだろう。
これは景気拡大期を延長するだろうが、その後の景気後退をさらに厳しいものにしてしまう。

マイナード氏は、米経済の多くの側面に「過剰」が見られると言う。
ただでさえ長く続いている景気拡大がさらに延長されれば、賃金・物価への上昇圧力はさらに高まるだろうと言う。
これはFRBに対しさらなる利上げを強いることになり、結果、景気を殺させることになる。
経済はより高いジャンプ台からの飛び込みを強いられることになる。

「景気後退を迎えるのはいいことなんだ。
そうすれば、系に存在する過剰を一掃でき、次の景気拡大の基盤を作ることができる。
逆にもしも景気後退がすぐになければ、後退期はさらに厳しいものになってしまう。」

マイナード氏は、先月からの米国株の下げを通常の季節的な調整と考えており、来年5-6月までに15%程度の上昇を見込んでいる。
それを踏まえて投資家タイプ別に推奨を語っている。

  • 長期投資家: 今から株式へのエクスポージャーを減らし始めろ。
  • トレーダー: 今買って来年前半に売り抜ける戦術もありうる。

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