ガンドラック:金利上昇下での投資戦略

新債券王ことDoubleLine Capitalのジェフリー・ガンドラック氏が、《良い金利上昇論》にとどめを刺した。
金利上昇が株や債券の価格に悪影響を及ぼすことを前提に、投資戦略の例を明かしている。


S&P 500指数が力強い年初来の上昇をすべて吐き出したことで、『金利は正しい理由で上げている』とのナラティブが空虚なものであったことがはっきりした。

ガンドラック氏が24日ツイートした。

S&P 500指数
S&P 500指数

セルサイドなど市場の強気派・楽観派の中には、金利上昇が強い経済を反映するものであり資産価格には悪影響を及ぼさないと強弁してきた人が多い。
ガンドラック氏は、これが詭弁にすぎないといい続けてきた。
なぜか。

(経済が)強いと考えられているという点がポイントだ。
当初はそうだったかもしれないが、後にそうではなくなった。

金利上昇が経済の強さを反映したものとの解釈に甘さがあったのだ。
ガンドラック氏は、米経済の強さが見せかけにすぎないと主張している。
持続不可能な財政刺激策によって作られた幻影であるというものだ。
では、米長期金利上昇の本質は何だったのか。
それは、金融緩和によって抑圧されてきた金利が正常化する過程にすぎず、この金利上昇にマッチするだけの持続的な経済成長は新たに予想されていないのだ。
(すでに織り込み済みであった。)
分子は変わらず、分母が大きくなることで、分数である資産価格は低下せざるをえない。

ガンドラック氏のツイートは投資戦略にも及んだ。

  • 自身のポートフォリオは、金利上昇の恩恵を受ける形に仕組んであった。
  • SPDR S&P Oil & Gas Explore & Production ETF(XOP)のロングFacebookのショートはまだ有効
  • 株や債券でなく、コモディティはまだ年初来から上げている。

浜町SCIの調べによれば、景気サイクル終期において株価が下落を始めると、それと逆相関してコモディティが上昇する傾向が見られる。


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