ジェレミー・シーゲル教授、CMに出る

ウォートンの魔術師ジェレミー・シーゲル教授が、ある運用会社のCMに出演している。
フィナンシャル・ポインターは教授からも運用会社からも1銭ももらっていないが(臭すぎる内容のわりに)なかなか品のいいCMなので内容を紹介しよう。


ウィズダムツリーと話をする前は、私は時価総額加重平均を支持していたし、バンガードを支持していた。

冒頭のこの一言からわかるように、この話はスマートβにかかわるものだ。
シーゲル教授はかつて、低コストのインデックス投資の機会を世間に広めた功労者バンガードを支持していたと明かしている。
そして、ここでいう《インデックス》とは株価を時価総額で加重平均したインデックスだった。

そのシーゲル教授に、ウィズダムツリーのCEO兼社長ジョナサン・スタインバーグ氏が電話をかけてきたのだという。
教授が雑誌に書いた社説を読んで、面識のあった教授に連絡してきたのだ。
スタインバーグ氏は新たなインデックス開発のついて協力を依頼してきたのだという。


「ジェレミー、わが社では新しいインデックスの開発をしているんだ。
それは時価総額加重ではなく、ファンダメンタルズで加重する。
わが社の知的財産の有効性について検証するのを手伝ってくれないか。」

ウィズダムツリーはスマートβ指数の開発を進めており、ウォートンの魔術師からお墨付きをもらおうとしたわけだ。
シーゲル教授は研究助手に1926年まで遡って検証するよう指示し、その結果を確認した。

「結果を見て私は言った。
『ワオ、これは時価総額加重よりはるかにいいじゃないか!』
リスク調整後の特性がよかったんだ。」

ウィズダムツリーはファンダメンタルズ加重のインデックス・ファンドを強みとしている。
ファンドの説明に「 Fundamentally Weighted」とあれば、それのことだ。

「私はそれまで個別の商品や会社を推奨したことはなかった。
教授としての人生でとても多くの会社のために話をしてきたが、コミットできると感じたのはこれが初めてだ。」

パブリシティの高い教授は稼げるのだ。
投資で稼がなくても、CMで稼げるとは羨ましい。


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