ジェフリー・ガンドラックのアドバイス

新債券王ことDoubleLine Capitalのジェフリー・ガンドラック氏が、投資戦略ではなく投資家へのアドバイスを求められた。
ガンドラック氏は、孤高の天才らしい回答を返している。


辛抱こそが投資においてもっとも大切なことだ。

ガンドラック氏がForbesに語った。
アクティブ運用をしようと思えば、投資家は何かしらの変化を予想し先回りしなければならない。
しかし、投資家に先見の明があればあるほど、実りまでかかる時間が長くなることがある。

「物事は(思ったより)進展に時間がかかり、展開に時間がかかる。
みんなが考えるよりはるかに長くおかしな状況が持続することがある。」

それを辛抱強く待つ覚悟が必要だし、待てる状況を用意することが重要だ。
もしも、それができるなら、投資のシナリオを考え、それに賭けることになる。
ここにもガンドラック氏は注文をつけている。

強くアドバイスしたいのは、投資家は可能な限り自分自身の意見を作り出すべきであり、他のみんなと意見をすり合わせようと思わないことだ。
『このアイデアを持つ仲間がたくさんいるから安心だ』ということに価値はない。
もしも十分な客観性をもって自分の意見を適用できるなら、独自の意見を持つことは妥当だし、おそらくより利益を生むだろう。


市場心理に強いコンセンサスが出来上がることは市場にとっても危険なことだ。
みんなが同時に買い、同時に売るようになる。
これは変動の幅を上にも下にも大きくしてしまう。

「この群衆行動に吸い込まれないことが本当に重要だ。
そうなってしまえば、群れの全体が一緒に殺戮されてしまうだろう。」

書籍の推薦を促されると、ガンドラック氏はいつものとおり最良の投資本として「ウォール街のグレートベア」と呼ばれた伝説の投機家ジェシー・リバモアについての本を奨めた。
「Reminiscences Of A Stock Operator」(邦題:欲望と幻想の市場 伝説の投機王リバモア)である。
ガンドラック氏は、この本に投資の神髄のすべてが詰まっているという。

「市場はどう機能しているのか、人間の本性はどう機能するのか、人々の間違い、貪欲、自らを困難に追いやる道筋・・・
すべて同じなんだ。
インターネットがあろうが、アルゴリズムがあろうが、ロボ・アドバイザーがあろうが、ドローンがあろうが。
すべては人間の本性のなせる業で、何も変わっていない。」


 - 投資 ,