バイロン・ウィーン:弱気相場入りではない

Blackstoneのバイロン・ウィーン氏が11日、大幅株安の中でもS&P 500の年末3,000予想を維持した。
現在は、中間選挙後の上昇が始まる前の一時的調整にすぎないという。


「中間選挙後の上昇が期待でき、それはまだ始まっていない。
ある程度は市場の『自己満足』を取り除いておかなければならない。
それが今起こっていることだ。」

ウィーン氏がCNBCで年末に向けた米国株上昇を予想した。
金利上昇が株安の引き金を引く中でも、ウィーン氏の強気予想は揺らがない。
思えば、年初の「10のサプライズ」の時からウィーン氏は金利上昇を予想していた。

「FRBは利上げを継続するだろう。
12月は確定的で、来年も少なくとも2回は利上げするだろう。」

これらは年初に予想した利上げとバランスシート縮小であり、強い米経済はそれに耐えることができるとウィーン氏は考えている。
ウィーン氏は中立的なFF金利の水準を3%と考えており、現状の2.00-2.25%はまだ少なくとも3回分の利上げが可能であることを示唆している。

「金利上昇は市場にとっていいものではない。
米10年債利回りはさらに上昇するだろう。
しかし、インフレは制御可能な状態であり、行き過ぎた金利上昇が起こるとは思わない。
米10年債利回りは3.5%程度まで上昇すると予想しているが、市場はさらに上昇を続けるかもしれない。」


こう前提を置きながらも、ウィーン氏はS&P 500年末3,000予想を維持している。
今では強く見えるこの数字は、金利上昇を織り込んだ予想なのだという。
ウィーン氏を強気にさせるのは依然として好調な米経済だ。

景気後退は少なくとも2021年まではやってこないというのが私の基本的考えだ。
だから、もっと深刻な下落はそれから1年先でないとやって来ないだろう。
現在は弱気相場入りではなく、継続中の強気相場の調整過程だ。
年末には上がっているだろう。

まだ数年好景気が続くとすれば、短期的な動きはどう予想されるのか。
ウィーン氏は中間選挙のアノマリーを強く信じているようだ。
民主党が下院で過半数をとるかどうかによらず、選挙後に市場は上昇するだろうという。
そのアノマリーの露払いが今の状況なのだ。

「投資家の自己満足は強く市場も目いっぱいの株価が付いているため、それを早く始める状態にはない。
市場が割安圏に入り、投資家から自己満足を取り除かないと始まらない。
それが今起きている。」

有望な米セクターとして、ウィーン氏はテクノロジー、ヘルスケア、特にバイオ・テクノロジーを挙げた。
FANGなど優良株などでも、最近大きく下げ、収益拡大が見込まれる銘柄があるという。
また、経済成長が継続するとの予想から、工業株も魅力的だという。


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