デニス・ガートマン:S&P 500、2,700に注目

デニス・ガートマン氏が、トランプ大統領のFRB攻撃と米国株下落についてコメントした。
S&P 500指数について重要な節目として2,700を挙げている。


私は右派の自由市場志向のトレーダーだが、これは保守派の大統領が行う、経済にとっていい経済政策とは言えない。

ガートマン氏がFox Businessで、連日にわたりFRBを攻撃するトランプ大統領の姿勢を批判した。
この日の出演は保守色の強いFoxの番組だ。
トランプ大統領のお気に入りであることでも知られている。
そのFoxでも、キャスターやコメンテーターが相次いでトランプ大統領のFRB攻撃を批判している。
それは単に中央銀行の中立性に根差したものだけではあるまい。

かつての正統的な保守派は自由経済・自由市場を(少なくとも建前上は)標榜してきた。
そうした人たちからすれば、パウエルFRB議長は価値観を共有できる人物なのだ。
学者にはない世間的な常識も兼ね備えている。
ガートマン氏は番組中、パウエル議長を近年にないすぐれたFRB議長と賞賛している。

そのパウエル議長を批判され、ようやくたどり着いた金融政策正常化を腰折れされてはかなわないとの思いが保守派にはある。
番組MCなどは「彼は不動産屋の役員だから」などと揶揄する始末。
別番組に出演したピーター・シフ氏などは「大統領が返済したいと言っていた債務とは、彼個人のものではなくて国家の債務のことだと思う」と当てこすっていた。


一方で、経済回復とともに訪れた金利上昇が資産価格に変調を与え始めた。
ガートマン氏は従前からの《2019年末の米10年金利4%》予想について解説する。

「私はこの商売を1972年からやっている。
10年債は16%だったのも覚えている。
だから4%になったぐらいではちっとも驚かない。
今年か2019年にはそこまで行くだろう。」

株式市場については、すでにずっと前から悪い兆候が見え始めていたのだという。

  • 出来高: 上げより下げの時の方の出来高が大きかった。
  • 銘柄数: 指数が最高値を更新しても、過半の銘柄は下げていた。
  • ダウ平均: 構成銘柄の少ないダウ平均が上げても、構成銘柄の多い他の指数が下げていた。

ガートマン氏はこうした良くない兆候はしばらく続くと心配している。
それにともない市場はしばらく弱い展開が続くと予想する。

あと1-2日は10:1で下向きの量の圧力がかかるだろう。
最後には、コモディティ市場が好転するのを注視したい。
そうなればまた面白くなる。
そうなるまではS&P 500が2,700を守れるかを注視しよう。
・・・
この1年コモディティは株式よりよかったんだ。
誰もその事実に注目していないけどね。


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