グッゲンハイム:米株は短期的底を打った

Guggenheim Partnersのスコット・マイナード氏が、最近の株安についてツイッターでコメントしている。
米国株市場は売られすぎで短期的には底を打ったという。


今朝の物価データはFRB(利上げ)にブレーキをかけない。
FOMCは金利が中立金利より低い水準にあると信じている。

11日マイナード氏がツイートした。
米労働省が同日発表した9月の物価上昇率(前年同月比)は
・コア指数2.2%上昇
・総合指数2.3%上昇
いずれもわずかに市場予想を下回った。
インフレ率はFRBの2%物価目標より上方にあり、インフレとの関連において引き締めを否定するものではない。

中立金利という観点から言えば、ドット・プロットから示唆されるFRB推計は3%前後。
現在のFF金利誘導目標2.00-2.25%はまだ下方にある。
これも引き締めにブレーキを踏む理由にはならない。
さらにパウエルFRB議長は最近、中立金利を超えて利上げする可能性にも言及している。

マイナード氏は、FRBが利上げを進めるのにはもっともな理由が多いと指摘する。

さらなるインフレが待ち構えている。
郵便料金と関税だ!

米郵便公社は郵便料金の値上げを申請している。
現在50セントの普通郵便用の永久切手(額面金額がなく一度購入すると郵便料金値上げに関係なくそのまま使用できる)を55セントに値上げするよう求めている。
これは1991年以来で最大の値上げだという。
確かに10%の値上げは小幅とは言えない。


関税についても今後徐々に米国内価格に浸透していくだろう。
まずは関税込み輸入価格が上昇し、それが輸入品以外の価格に転嫁されていくはずだ。
米中貿易摩擦が長引いたり、エスカレートするほど、この波及効果は大きくなる。

あれほどインフレを熱望していた米社会が急にインフレへの好悪を変化させたように見える。
米社会がインフレを熱望していた背景には、インフレが上昇しても名目金利は上昇しないという都合のいい思い込みがあった。
市場は今それが幻想だったかもしれないと思い始め、インフレへの態度を変えつつあるのだ。
インフレ上昇とともに名目金利が上昇するなら、それはむしろ悪い金利上昇の部類に入る。

11日の株式市場が閉じると、マイナード氏は底を打ったとの見方をツイートしている。

米国株は2年超の上昇トレンドを保っている。
大きく売られすぎになっており、株価は短期的な底値をすでにつけたのだろう。

米国株市場の調整を目の当たりにして、マイナード氏はむしろやや楽観的になったのかもしれない。
つい先週は現在をブラック・マンデーのあった1987年に似ていると言っていた。


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