ヌリエル・ルービニ:仮想通貨は北朝鮮を打ち負かした

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ヌリエル・ルービニ ニューヨーク大学教授が、仮想通貨に牙をむいた。
炎上を恐れず、メディアやツイッターで熾烈な攻撃を続けている。


「1000もあるオルト・コインというくだらないゴミくずはピークから価値を99%失った。
これを『小便コイン』と呼ぶことは、農業における肥料として最も有用で貴重で生産的な財である肥やしに対する大いなる侮辱であろう。
この侮辱的な比較について、肥やしに対し謝罪したい。」

ルービニ教授が昨日ツイートした。
以前から仮想通貨への批判を続けている教授だが、その口汚さは不可思議なほどだ。
液体で済んだことを喜ぶべきなのだろうか。

しかも天才経済学者の批判は仮想通貨の経済的側面にとどまらない。
その技術的側面にも戦いを挑む。

「これをブロックチェーンと呼ぶのはジョークでしかない。
これは開かれたものではない。
『許可と信頼』。
分散していない。
コンセンサスのとれたメカニズムによるものではない。
すべてはIBMによって集中管理されている。
ブロックチェーンを『エンタープライズ分散台帳技術』と呼ぶのはジョークだ。
これは集中型データベースだ。」

この指摘の是非を判断するのは難しい。
ルービニ教授の指摘は、単に技術にとどまるものではなく、その社会的帰結にまで及ぶものだからだ。
教授は仮想通貨を今度は北朝鮮に喩えている。

仮想通貨における脱集中化は神話にすぎない。
これは北朝鮮より中央集権化されているシステムだ。
鉱夫(マイナー)は中央管理され、為替は中央管理され、開発者は中央集権の独裁者だ。
(ブテリンは『終身の独裁者』だ。)
ビットコインのジニ指数は、地球最悪の格差国 北朝鮮より悪い。
仮想通貨は中央集権と格差において金正恩を打ち負かした。


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