ガンドラック:1月が世界市場のピークだった

新債券王ことDoubleLine Capitalのジェフリー・ガンドラック氏が、節目としていた3.25%を2日連続で超えた米30年債利回りについて言及した。
米市場は4日金利上昇を嫌気し、ダウ平均は前日比0.75%下げて終わった。


「最後の壁が米30年債だった。
しかし、これも数年単位の話で上抜け、しばらくの間大きな利回り上昇となるだろう。
また、この上抜けでイールド・カーブはやや傾きを増し、これも状況変化の1つの兆しとなろう。」

ガンドラック氏がReutersに語った。
同氏は以前から米10年債利回り3.00%、30年債利回り3.25%を重要な節目と指摘してきた。
これらが2日続けて引けで上抜ければ金利上昇が加速するとの予想だった。
10年債は早々に3%を超えるレンジに移っていた。
問題は30年債だったが、それも昨日で2日連続の超過となった。
ガンドラック氏はこれによって2016年7月の発言が完全に裏付けられたという。
それは、当時が米金利の底だったということだ。
当面大きな再低下の確率は小さくなった。

これは、幅広い資産クラスに悪影響を及ぼしうる。
世界の株式市場についてガンドラック氏はこう予想する。


  • 米国株市場:「金利上昇のペースが速すぎないか気にし始め、そうし続けるだろう。」
  • その他の株式市場:(1月の高値が)「今回の世界株式市場の今回のサイクルのピークとして歴史に記録されることになるだろう。」

米国以外の株式に投資する投資家にとっては、なんとも不吉な予想である。

ガンドラック氏はCNNに対しては、もう少し個別具体的なコメントをしている。

  • 長期・超長期金利:10年が3.5%、30年が4%を目指す。
  • 住宅市場:住宅ローン金利上昇により鈍化の懸念。
    「多くの個人・企業向けローン金利が米10年債利回りを基準としている。」
  • 自動車産業:オート・ローンが組みにくくなり悪影響。
    「GMとFordはすでに販売鈍化を公表している。」

ガンドラック氏は2016年7月それまで35年続いた債券の強気相場(金利低下局面)の転換を予想した。
これまでのところ、超長期の相場転換を否定する材料はない。
ガンドラック氏は同年11月、5年ほどで米10年債利回りが6%まで上昇すると予想し、最近もその予想への自信を深めている。


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