ブラックロック

 

ブラックロック:新興国テクノロジー株に妙味あり

資産運用の世界最大手BlackRockが第4四半期の見通しを公表した。
米国株・新興国市場株をオーバーウェイトとする一方、日本株を中立、欧州株などをアンダーウェイトとしている。


株式のリスクをとる価値はまだあるものと考えている。
2018年の米企業収益は力強く、米国を選好している。
引き続きモメンタムを選好するが、回復力の増したクォリティにもエクスポージャーを持っている。

ブラックロックの一押しは米モメンタム株であるようだ。
つまり、米景気後退まではまだ時間があり、強気相場がしばらく続くと見ているわけだ。
さらにクォリティ株も投資可能としている。

不安定さが目立つ新興国市場株への自信も失っていないとし、注目点を3点挙げている。


  • この10年で初めて経済の強さが利益成長の強さに転化し始めている。
  • 最近の売られにより先進国株に比べ大きなディスカウントになっている。
  • 特にバリュー株が過小評価されている。

新興国市場の企業収益が好調な要因はセクター構成の変化だという。
MSCI新興国指数に占めるテクノロジー・セクターの構成比は過去20年で4%から28%まで上昇しているというのだ。
新興国市場がより儲かるセクターに重点を移している。
結果、同セクターの先進国市場比の割安感は過去10年で最低水準だという。
ブラックロックは新興国市場への強気の姿勢を変えていない。

下落は通常の規模であり、問題を抱えた地域は隔絶している。(他の国に伝染していない。)
新興国市場経済は景気サイクルの終盤ではなく中盤にある。
そして、バリュエーションは魅力を増している。

日本株については中立とし、プラスとマイナスを説明している。

「市場のバリュー指向は明確な成長カタリストがない中で課題となっている。
円高はもう1つのリスク。
プラス面は、株主フレンドリーな企業の態度、堅実な企業収益、日銀の株式買入れによる下支えだ。」

その他、欧州株、米国債、欧州国債、欧州クレジットをアンダーウェイトとしている。


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