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グッゲンハイム:景気失速まで引き締めは続く

Guggenheim Partnersのスコット・マイナード氏が、昨日のFOMCとその後の債券市場を解説している。
26日のFOMCでは予想どおり0.25%の利上げが決まったが、米10年債利回りは前日比0.04%下げて3.06%となった。


FOMC声明から『緩和的』の文言が削除されたのは、FRBがより引き締め的スタンスに移行したいことの表れだ。

実際に「緩和的」という文言が消えたのだから、引き締め側にシフトしたのはそのとおりなのだろう。
一方で、パウエルFRB議長は記者会見で、市場がこの削除に過剰反応しないよう配慮した発言もしている。
また、FOMCメンバーによるFF金利予想もほとんど上方に動いていない。
程度としては、大きな変化だったとは言い切れないかもしれない。

どちらかと言えば引き締め的なシフトであったであろうFOMC決定に対し、債券市場は金利低下で反応した。

債券価格の上昇(=利回り低下)は、金融政策のタカ派が利上げ回数を増やすことでインフレを封じ込めることを示唆したものだろう。

この解釈にはいくつも意見がありそうだ。
マイナード氏の解釈は、FRBが金融引き締めを進め、インフレ低下、金利低下に続くというものだ。
あるいは、単に《噂で売って、事実で買った》のかもしれない。
理由はどうあれ、短期金利が押し上げられたら、長期金利が下がってしまったのだ。

FRBが利上げを急ぐことは、イールド・カーブの長短逆転に向かっていることを示している。

カーブの逆転というかなりよくあたるジンクスはどうしても人々を不安にさせる。
いくつか理由を挙げて《今回は違う》と言う人は多いが、過去の逆転でもそうした理由はいくつもあったのだ。
マイナード氏は、今回もいつもの仕組みが働くと考えている。

経済が失速するまでFRBが利上げを続けるのは明らかだ。


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